By Mocchy, パブリック・ドメイン, Link
私は山を見るたび、山は登るより見るものだ。と思ってしまいます。
山への畏敬の念、澄んだ空気、見渡せる眺めetc・・・。
山に登らないと分からない体験というのももちろん大事で
何物にも代えがたいもの。
ただ、景色として山を眺めるほうが美しく、
中に入り込むと厳しい。
山登りはとても体力的にも厳しいのでそう思うのかも
しれませんが・・・(;'∀')
山がある景色を見るだけで、とてもうれしくなってしまいます。
視界に入ってくるだけで、安心するし感謝したくなる。
富士山というのはその典型でないでしょうか?
景色としてみるととても美しいです。
でも、登ってみればとゴツゴツとした岩も溶岩、
森は樹海=コワイというイメージもいわれます。
全貌を見たほうが美しく思えるんですね。
絵画でも、山のうっそうとした景色を描いている
作品より、山の全貌を描いているほうが多いのではと
思います。
特に高い山は、神聖さが増して、立ち入ってはいけないような
感じにもなります。
昔は、富士山に登る前には禊の儀式をしていたとか。
「朝夕に 神の御前にみそぎして、すめらが御代に仕えまつらむ」
という和歌を歌いながら、船を漕ぐような動作をする鳥船行事、
湧き水の池で清めてから登るものだったと。
山はそれぐらい神聖だと実際に思います。
山登りだと装備も準備しないといけないし、体力も
普段からつけておかないといけないし、
気軽に、山を眺めに、自然が多いところへ行くのが
やっぱりいいな~と思います。
山が見えないところに住んでいると、
何かモヤモヤしてくるんですよね。
それが、山を見た途端、ぱっつ~~と晴れてきちゃう。
それぐらい山の浄化力ってあるだと思います。