数年前に行った、伊勢神宮の日の出。
今見てもまぶしいーーーっつ。ビカっつーーーっつて出てます。
太陽の神様がゆえにでしょうか。これほど強力な日の出は他ではなかなか見てません。
伊勢神宮では、20年に1度、すべての建物と装飾品を新たに作り変えるという
式年遷宮の行事が1300年も続いています。
伝統を守りながら真新しいものにする。
非常に手間も費用もかかることを大事に受け継いできたもの。
そこには「常若」という思想があります。
常に若々しく美しい。
いつも新鮮で清浄な清々しさ。
繰り返し再生していくこと。を
式年遷宮で表しているのですね。
人も「常若」でいれば幸せを感じられると思います。
大事なものは引き継ぎながら、いつも新しい、
新鮮な気持ちで、毎日を毎瞬を生まれ変わったように過ごす。
歌人の西行が参拝した際に詠んだといわれる歌に、
「常若」に満ちた伊勢神宮の素晴らしさを感じます。
なにごとのおはしますかは知らねども
かたじけなさに涙こぼるる
(意味)
ここにどのような神がいらっしゃるのかは
存じ上げないが、身にしみるようなありがたさが
こみ上げてきて、思わず涙がこぼれてしまった。
何か起こったことを見たというわけでなく、音楽を聞いたというわけでなく、ただ、涙がこぼれるぐらい感動するもの。
エネルギーがあふれている状態というものは、思わず涙がでてくるようなものなのですよね。
私自身もそのようにしたいなと思います。
若々しく!