自分にとって必要なものは何か。どうやったら目的を達成できるのか。
というときに、時々、思い出す言葉が、
神仏を敬い、神仏に頼らず。
(仏神は尊し(とうと)仏神をたのまず)
宮本武蔵の「独行道」という文書のなかに、書かれている言葉。
意味としては、
神や仏の存在を信じ、敬うけれど、頼ることはしない。自分で実行する。
神仏の意にかなう心構えでいる。ということ。
16歳から29歳までの間、60以上の決闘をして一度も負けたことがない、という
宮本武蔵が自分自信で見つけた答えなんですね。
現代でいうとスポーツ選手が負け知らずで居続けている状態。
宮本武蔵は命がかかっていますが…。
『独行道』は、宮本武蔵の処世訓が二十一ヵ条あり、「自省自戒の書」ともいわれます。
自分の力だけを信じ、「己を磨く」という武士道精神を
自らの経験で得たものだと思います。
己を磨く。には、どのようにしたらいいのか。
師匠に頼ることなく、自問自答で、自分で答えを出す。
答えがわからなくて、自分以外に答えを求めるというのは
よくあるのですが、本当は自分で答えを出せるもの。というのを信じる。
ということが大事なんですよね。
わかっているけどやってない(笑)というのもあります。
ただ、宮本武蔵は
我以外皆我師(われいがいみなわがし)という言葉も残していいます。
自分以外のすべてはみんな師匠である。と。
そうやって、周りを見てみれば、学ぶことがいっぱいで、
答えも見つかるだろうと思います。
改めて、そう思うようにしようと思う、素晴らしい言葉だと思いました。